第4章 配石を活用する攻め 第1局 <狙いを持って定石を選ぼう>
テーマ図(黒番)
テーマ図(黒番) と打った局面です。次の黒の一手をA〜Cから選んでください。
手順図(定石の進行)
手順図(思い切った手) 右下黒13のハサミに、白14から黒21のヒラキまでは定石の進行です。ここで白は右下を手抜きして白22とカカリました。
参考図(スベリで治まる)
参考図(有力な進行) 手順図白22では、白1のスベリで右下白を治まっておくのが立派な一手でした。黒2のカカリから白5とツメる展開が考えられ、落ち着いた進行といえます。
失敗図A(浮き上がる)
失敗図A(ヤキモチ) 黒1受けるのは石の方向がよくありません。白2とハサまれると、が浮き上がってしまいます。黒3に白4まで、右辺の黒二子が弱く黒好みません。
失敗図C(右辺が不安定)
失敗図B(ケイマは広げすぎ) 黒1のコスミで迫るのは時期尚早で、白2とハサまれてよくありません。黒3に白4から6と治まられた時、右辺が不安定なので黒不十分です。
正解図B(一石二鳥)
正解図C(模様に芯を入れる)
黒1がハサミとヒラキを兼ねた一石二鳥の好手になります。白2なら黒3以下10までの定石の後、黒11と絶好点のコスミに回り黒満足の進行です。
正解変化図(ツケを選択)
正解変化図(根拠を与えない)
黒1に白2の両ガカリなら、黒3のツケから白8までの定石を選択します。それから黒9のコスミに回り、この図も黒不満ありません。
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