第一章 アマの碁・布石の巧拙 第11局 <三々を巡る攻防>
テーマ図(黒番)
テーマ図(白番) とスベッた局面です。黒はAと連絡するか、黒Bと補強するか、黒Cとカタをついていくか、どれが正着でしょうか。
経過譜(囲い合うスタート)
経過譜(大場に先行) 双方二連星でスタートし、白12まで囲い合う態勢です。白32はaのオキを見た手で、黒33は厚い備えです。黒37のカタツキから白42となりました。
1図(トビが好点) 
1図(弱くする) 黒1(B)と補うのは白2のトビが好点になります。ここをトバれては黒模様が縮小するので黒1は失敗です。また黒a(A)も同様の趣旨で、白2にトバれて失敗です。
2図(ツギが本手)
2図(戦えない) 黒1(C)のカタツキから3のツケで止めるのが大きな手で、これが正解です。白4に黒5のツギが本手で、下辺の黒模様が厚くなりました。
3図(盛り上げる)
3図(変化される) 前図に続いて白1、3と出切ってくれば、黒4、6と左方の黒二子を捨てるのが有力です。白7にも黒8と押してどんどん下辺を盛り上げる調子です。
4図(隅を破られる)
4図(ハネ込みが好手)
2図黒5で、本図黒1と二間で盛り上げるのは中途半端な手で、白2、4と出切られると黒困ります。黒5のツギに白6、8と隅を破られてしまいます。
 
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