第2章 星と小目の布石 第2局<模様の考え方>
テーマ図(黒番)
テーマ図(黒番) と受けた局面です。次の黒の一手をA〜Cから選んでください。
手順図(思い切った手)
手順図(思い切った手) 左下黒9の外ヅケから17までは定石形。白18は大場ですが、別の打ち方もありました。黒19の押しは思い切った手です。
参考図(有力な進行)
参考図(有力な進行) 手順図白18では、白1も打ってみたい好点です。黒2のヒラキなら白3のカケを利かし、黒4の受けに白5とシマる要領。左辺を盛り上げて有力な進行です。
失敗図A(ヤキモチ)
失敗図A(ヤキモチ) 黒1はヤキモチです。白2と換わって下辺の黒模様に悪影響を及ぼします。黒3から7までの時、白8が絶好点。こうなると、せっかくの黒の厚みが働きません。
失敗図B(ケイマは広げすぎ)
失敗図B(ケイマは広げすぎ) 黒1のケイマは広げすぎです。白2と真ん中に打ち込まれると、広いだけに攻めるのは困難です。黒3に白4と二間にヒラかれてしまい、黒は甘くなります。
正解図C(模様に芯を入れる)
正解図C(模様に芯を入れる)
黒1のヒラキが模様に芯を入れる大事な一着です。白2、4の出切りは歓迎で、黒5と受ける要領。この図は下辺が大きな地になり、黒満足です。
正解変化図(根拠を与えない)
正解変化図(根拠を与えない)
黒1に白2と打ち込んでくれば、黒3と根拠を与えないように打ちます。白4のトビには黒5から9の攻めが厳しく白苦しすぎる姿。黒断然有利といえます。
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