第1章 攻めの急所 第9局<厚みを生かす迫り方>
テーマ図(黒番)
テーマ図(黒番) と打った局面です。次の黒の一手をA〜Cから選んでください。
手順図(厚みを築く)
手順図(思い切った手) 白8に黒9から黒23までと厚みを築いたところで、白24と打ち込みました。右下の定石手順中、黒19では別法もあります。
参考図(右上に先着するのも有力)
参考図(有力な進行) 手順図黒19では、黒1と右上に先着するのも有力で、模様に芯を入れる打ち方です。右下は白2と構えて、右辺の動き出しを見るところ。黒3までこの図も一局です。
失敗図C(隅を荒らされる)
失敗図A(ヤキモチ) 黒1とハサむと、白2のツケからサバキにこられます。黒3に白4から10と隅を荒らされては、黒にとって不満の進行です。
失敗図A(プレッシャーが足りない)
失敗図B(ケイマは広げすぎ) 黒1と受けるのは、白へのプレッシャーが足りません。白2と悠々とヒラかれてしまいます。ここは黒の勢力圏なので、もっと積極的に打ちたいところです。
正解図B(実利を確保しながら攻める)
正解図C(模様に芯を入れる)
黒1のコスミが隅の実利を確保しながら攻める好手です。白2なら黒3のハサミで圧力をかけます。白4に黒5まで、攻めながら囲えば理想的な展開です。
正解変化図(攻めを見ながら地を固める)
正解変化図(根拠を与えない)
黒1、3に白4から6の二段バネには、黒7の二段バネで受けるのが手筋です。白8に黒9のツギまで、白への攻めを見ながら地を固めて黒十分打てます。
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