第4章 小目の定石−一間高ガカリ 第8局 <配石を生かした戦い方>
テーマ図(黒番)
テーマ図(黒番) と打った局面です。次の黒の一手を考えてください。
手順図(ケイマは隙がある)
手順図(ケイマは隙がある) 左上白22のヒキで頑張り、先手を取って白26のカカリに回りました。黒27の攻めに白28のケイマは隙があり疑問でした。
参考図(二間が軽い)
参考図(二間が軽い) 手順図白28では、白1と二間にトンでいるのが軽い打ち方でした。黒2には白3とあくまでも軽く応じます。黒4に白5と進出して立派な進行です。
失敗図1(強くしてしまう)
失敗図1(強くしてしまう) 黒1のツケは白2と換わって、白を強くしています。黒3に白4のノビまで、白が厚くなり攻めにくくなりました。戦いを仕掛けるチャンスを逃がして失敗です。
失敗図2(消極的)
失敗図2(消極的) 黒1のハイは消極的で、白2と下辺にヒラかれます。黒3と受けるぐらいですが、白4で白はくつろいだ形。この図も黒不満です。
正解図(切って戦う)
正解図(切って戦う)
ここは黒の勢力圏なので、強気に打ちたいところ。黒1とコスミツケ、白2に黒3と切って戦います。白4、6に黒7まで、両方の白が弱く黒有利です。
正解変化図(確定地が大きい)
正解変化図(確定地が大きい)
黒1に白2と応じてくれば、当然黒3、5と出ていきます。白6に黒7まで、右辺が大きな確定地になり黒十分です。
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