第1章 サバキの手筋と急所 <第2題 シチョウがらみのサバキ>
第7題(黒番)
第7題(白番) とワタられたところ。黒は一見バラバラですが、これをうまくまとめるサバキの手筋は?「サバキはツケから」の格言を思い起こしてください。
第1譜(サバキはツケから)
第1譜(サバキはツケから)  で取れればいうことありませんが、シチョウは現在白有利。それを横目に見ながら黒1とツケるのがサバキの好手です。
経過図 1〜36
経過図 1〜36 右上白26の消し一つで白28と打ち込みました。しかし黒33がなんともバランスの良い囲いで、白26を無効にしようとしています。黒に手抜きされたので、白34は気合いでもあったでしょう。
1図(ハマリ1)
1図(ハマリ1) 1譜白2のノビでもし白1のハネなら、黒2とカカエる筋に持ち込みます。そして黒4キリ。白5のヒキには、黒6から8、10でぴったりハマってしまうのです。
2図(ハマリ2)
2図(ハマリ2) 前図の白5で、本図白から1、3とヒイても事情は似たようなもの。黒12まで一本道で、避けようがありません。これまた白のひどい結果です。
3図(ハマリ3)
3図(ハマリ3)
1図の白5で、白1と立っても同断。黒4から6のヒキが利き、黒12でタネ石の取りが見合いになっています。
4図(好形)
4図(好形)
最初、のツケに白1のオシは、シチョウの筋を避けています。しかしそれなら、黒6のハネから8、10の好形で治まり形を得ます。のハイが大きく、のツケも残り、黒十分のワカレです
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