第七局　急所がある時は、先手の定石を選ぶ 第３問　味方の勢力圏での定石選択
テーマ図（白番）
	とカカリの局面です。次の白の一手をＡ〜Ｃのから選んでください。

手順図
	白16のヒラキは大場ですが、広げすぎの意味があり隅が甘くなっています。そこで黒17のカカリは良い方向ですが、黒はａと入る方が勝るでしょう。

参考図
	手順図白16では白１のシマリの方が大きかったでしょう。黒２のワリウチは好点ですが、白３から11まで左上の構えが良いので白不満ありません。

失敗図Ａ
	白１のケイマは黒２とツケられます。白３から戦いたいですが、白７のとき黒８とかわすのが場合の好手になります。黒12までが置き去りになり、白面白くありません。

失敗図Ｃ
	白１の外ヅケは、黒２、４が良い受けになります。白５から９は定石形ですが、黒10となったときを薄くしています。がいるときに、白１を選択するのは具合がよくありません。

正解図Ｂ
	白１のツケがこの局面に適した定石選択です。黒２、４のとき黒５が急所の攻めで、が良い位置になります。以下白13まで攻めながら上辺と左辺の両方を打ったので、好調な流れです。

正解変化
	白１から５の急所に黒６のハイなら、白７のノビで黒の位は低いので不満ありません。黒８、10と生きたとき、白11と手止まりの大場に回ります。