第九局 形勢を左右する競り合いの要点
第3問 競り合いの要点を占める
テーマ図(白番)
テーマ図(白番) とカタツキしたところです。ここで白はどう打ちますか?次の白の一手をA〜Cのから選んでください。
手順図 (1〜43) 
手順図 (1〜43)  黒11に白12とハネ出すのは定石一つ。黒21、23は定石外れで黒は後手を引いています。白30、32に黒33と押したので、ここから急戦になりました。
参考図
参考図 手順図黒21では黒1とカカエるのが正しい。白2にここで黒3を利かすの良い手順で、白4までが基本定石。それから黒5に回り、互角の布石です。
失敗図B
失敗図B 白1から動き出すのは無理手で黒2、4と切られます。勢い白5から13のフリカワリですが、右上を取られては白が損しています。黒14のカカリまで白面白くありません。
失敗図A
失敗図A 白1と三々に入るのはワンテンポ早いです。黒2から白9までの定石の後、黒10のケイマに回られてしまいます。ここに打たれると上辺の白が弱くなり、白不満の進行になります。
正解図C
正解図A 白1のケイマが競り合いの急所です。黒2と換われば、白は広いところへ頭を出したので厳しい攻めにはあいません。安心して白3の三々に向かい、11まで隅を荒らして白十分の進行です。
正解変化
正解変化 黒2と上辺をオサエる変化です。これには白3のケイマで襲い掛かるのが厳しく、黒4に白5、7と追及します。以下白11まで、攻めながら自然と下辺に白模様を築き白有利な局面です。
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