第九局

早治まりを目指す

第2問
サバキの手筋
テーマ図(白番)
テーマ図(白番) 黒1とケイマしたところです。
ここで白はどう打ちますか?A、B、Cの中から選んでください。
手順図(1〜25)
手順図(1〜25) 黒15は早治まりを目指した定石選択。黒19、21と上辺を打ったので、白は20、22と左辺を打ちます。白24と打ち込み、黒25とケイマして戦いが始まりました。
失敗図C
失敗図C 白1は足が遅く、治まるのに手間がかかります。黒2、4と覆い被せられ、白15まで生きはありますがツラい形。相手の勢力圏では、軽快にサバくことを目指したいです。
失敗図B
失敗図B 白1は治まるまで時間がかかります。黒2から根拠を奪われ、白3から15と進出するぐらいですが黒16、18と左辺白を縮小されます。黒に主導権を握られて白不満です。
正解図A
正解図A 白1がサバキの手筋で、黒にモタレながら調子で根拠を作ります。黒2、4なら白5から13まで治まり形です。後に白a、黒b、白cと荒らす狙いも残り、白成功です。
正解変化
正解変化 白1、3の時、黒4の切りには白5は当然のサガリです。ここで黒6、8の分断は心配いりません。
正解変化続き
正解変化続き 続いて白11から13と黒一子をカカエてフリカワリを目指します。白19に黒20まで、先手で生きることができ白十分です。
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