ユーキャンの沙漠植林緑化活動に対する理念

株式会社ユーキャン 代表取締役会長 品川惠保

なぜユーキャンでは沙漠植林を行うことにしたのか。

ここでは、私どもが植林活動に携わることにしたきっかけ、
植林活動と環境問題への取り組みに対する考えをお話したいと思います。 株式会社ユーキャン 代表取締役会長 品川惠保

ユーキャンでは環境問題に強い関心を持っています。通信教育、そしてその広告を行う上で実にたくさんの紙を消費していることに、日頃より心苦しさを感じていました。せめて、大量に使っている紙の源、すなわち木や森を自然に返す手助けをしたい…そんなささやかな気持ちが、植林活動に関心を持った第一歩でした。

実際にどんなことができるのかと調べていくうちに、植林に関してだけでなく、地球環境の破壊、そしてその再生保護に関して様々なことを学び、知ることになりました。
オーストラリアなどでの植林活動も多くあり検討しましたが、完全に投資目的(植えた木を育てて木材とする)の植林であった為、環境保護の力になりたいという私の希望とは違うという思いが有りました。
そんな時、縁あって沙漠植林ボランティア協会の活動と出会い、木を植えることが沙漠の緑化と地域住民への援助に繋がるということを知り、我が意を得た思いで活動に参与することを決意した次第です。

このように、最初は使った紙を少しでも還元したいという程度の気持ちだったのですが、調べていくうちに、昨今の環境保護への意識の高まりの中、沙漠植林とは、地球規模で、また我々の次の世代の為にもすぐに行わなければならない非常に意義の有ることだと考えるようになりました。

沙漠化の原因には様々なことが言われております。また地球環境を如何に守っていくかという問題は世界中で論議されております。しかしながら、環境問題に取り組む一方で紛争があったり、また援助しても現地の人々の教育が行き届いていない為協力が得られなかったり、政治的な問題で上手くいかなかったり等々、色々な現状を知るにつれ、本当に正しい援助、また環境への取り組みとはどうあるべきなのかということを考える今日この頃です。

大変難しい問題で、簡単に答えが出せないでいることですが、この中国・内モンゴルでの植林が地球環境保護の一助となり、民族を超えた交流と相互理解につながることを期待しています。