根拠を奪う、分断する、圧迫するなど、局面に最も適した攻めの手法を解説！
攻撃目標をとらえてず利益を上げられる力がつきます。

根拠を奪う

ここでは黒1のトビが正しい方向で、白の根拠を奪いながら右辺黒の構えを固める作戦といえます。白2には黒3の受けがよく、白4に黒5、7と寄り付きます。白8に黒9まで、攻めながら地を稼ぐ展開になり黒有利です。

補強してから攻める、大切な石から動くなど、戦いを有利に導くための正しい打ち方を指導！確実な戦果を上げられる戦巧者になれます。

本手を打つ

白1のトビが本手で、次に黒への攻めを狙う構想です。黒2の下辺ヒラキなら白3と右辺に回ります。黒4には白5が良いバランスで、黒6の受けに白7、9のツケヒキで補強しにいきます。黒10のサガリに白11のトビが着実な良い手。黒12の補強に白13を利かしてから白15と中央に回ります。この進行は右辺黒への攻めを見て、白楽しみな局面です。

攻めにも守りにも逃してはならぬ急所がある。そこに先着して相手の石を弱体化する、また味方の石を強化するなど、勝つために必要な手法をキメ細かに解説します。

【手順図】
白6と受けたとき、黒7と中国流に構えたのは足早。白8は工夫したカカリで、黒9は白に響かせた手といえます。

両方を打つ

黒1のハサミが有力で、厳しく迫って白への攻めを狙う要領です。白2なら黒3の受けが良い手順です。白4には黒5、7が簡明な受け。この図は、白を攻めながら右下・下辺と両方打つことができたので、黒が楽しみな局面といえます。

競り合いに勝つ方法と、模様の拡大や消しが自在にできるテクニックを詳細に解説。
マスターすれば、無理に戦わずとも自然に勝利が舞い込んでくるようになります。

補強と攻めの一石二鳥

黒1のハネが急所で、三子を補強しながら、左辺の白を厳しく攻める作戦です。白2なら黒3のノビ切りが好形で、白4に黒5と調子で手を戻します。以下黒11まで、白を攻めながら左下方面の模様を盛り上げて黒好調です。

敵陣の中で獅子奮迅の活躍をしても、全滅してしまえば無意味です。モタレたり、ツケたり、捨て石を使ったりして、上手に切り抜ける方法を身につけましょう。　

モタレてサバく

白1とツケて、モタレながらサバこうという作戦です。
白5、7の二段バネから11と隅の黒を圧迫し、以下白17のノビまで、白模様を作って打ちやすい局面となりました。白のサバキ成功です。　

攻め、サバキ、シノギを成功に導くとっておきの切り札が手筋です。お相手が安心している碁形でも、手筋のテクニックを知っていれば手にすることができます。今回プレゼントする『痛快！石を取る手筋』はわずかな形の不備をついて、手筋一閃で大きな収穫を上げるためのトレーニングブックです。実戦で活用すれば一瞬で逆転！勝利を確信していたお相手を悔しがらせることができます。

【 セット内容 】
■問題全93問　■A6判　■192頁 ■出典「囲碁研究」

本書には手筋の問題が93問掲載されています。中級レベルのやさしい問題から五段対象の高度な問題まで、5ランクの難易別編集になっていますので、どなたでもお楽しみいただけます。しかも文庫本サイズなのでお出かけのときに手軽に携帯OK！車中や受付待ちなど、ちょっとしたスキマ時間に手筋の力を養うことができます。
どうぞこの機会にぜひご入手ください。