星から小ゲイマや一間にシマッた構えは、三々に打ち込めば隅を荒らすことは可能です。でもその代償として大きな模様や厚味を作られるのは目に見えています。お相手は三々に打ち込まれるのをむしろ歓迎するでしょう。そこで手筋が必要になります。ツケやスソガカリ、ノゾキなどの手段で荒らし、相手には厚味や模様を与えない、そんな実戦テクニックをご指導します。

第1局. 二段バネから軽快にサバく

第2局. 小ゲイマ構えを荒らすテクニック

第3局. スソガカリからの鋭い荒らし

第4局. 利きを活用した荒らしの手段

第5局. 一石二鳥の好手で荒らす

第6局. 打ち込みからのサバキの着点

第7局. 弱点を狙いながら楽に治まる

第8局. 常型の構えを破る強手

小目からシマッた形はもう手のつけようのない堅陣だとあきらめていませんか。ところが捨て石の手筋やアッと驚くハサミツケの手筋を使えば、楽に侵入して荒らすことができるのです。また、小目とシマリからの模様や厚味も手筋で侵略して、安全にサバくことができます。実戦で活用すれば大きな成果が得られるテクニックが満載！勝率向上をお約束する必見の内容です。

第1局. 捨石を活用して楽にサバく

第2局. 軽快にサバくテクニック

第3局. 模様を荒らす一連の手段

第4局. 狙いを秘めたサバキの急所

第5局. 踏み込んで大きく荒らす

第6局. 大ゲイマジマリを荒らす急所?@

第7局. 大ゲイマジマリを荒らす急所?A

第8局. 一間ジマリを荒らす急所?@

第9局. 一間ジマリを荒らす急所?A

アマの碁では薄みを補う一手を省略して、どんどん前進、一気に攻めるという景気のいい打ち方が多いものです。攻めながらそのうち弱点をなくそうという魂胆です。このような打ち手に勝利するには、薄みを的確にとがめる手筋を知らなくてはなりません。ケイマの薄みや大ゲイマの弱点さらにダメヅマリになった形をとがめる手筋など、守勢から攻勢へと流れを変える鋭い手段をお教えします。

第1局. 薄みをついて突破する

第2局. 要石を狙いながらサバく

第3局. 鋭く踏み込んでとがめる

第4局. ズバリ打ち込んで攻略する

第5局. 構えを破る強手

第6局. 弱点を狙って外に出る

第7局. 封鎖を破る一連の手段

第8局. 隅をエグる急所の手筋

アマは石を捨てるのが苦手ですが、捨て石を意識して打つと様々な局面で活用できます。自分の形を整形するときはもちろん、包囲網から脱出するとか、分断されている石をワタルというときに捨て石が大活躍します。それだけでなく相手をシメツケたり凝り形にしたりと、攻めのテクニックとしても活用できます。この巻では、いざというときに捨て石で見事にサバく手筋をご紹介します。

第1局. 捨て石で整形する方法

第2局. 相手の石を利用してサバく

第3局. 連絡を狙う好手筋

第4局. 捨て石を活用して軽快にサバく

第5局. ニ目にして捨てる常用手筋

第6局. 広い場所を荒らす

第7局. シメツケの最善手

第8局. 犠打を利用して楽に脱出する

第9局. 反撃してサバく手段

アマの実戦では、定石が一段落したらそこの場所はもう打ち切ったものとして、他の大場に回るということが多いようです。しかし、定石形といえども弱点が秘められている場合もあります。その狙いを知っていれば、準備が整ったら一気呵成に弱点をついて、優勢を築くということができます。この巻では、定石その後に弱点をついて荒らす手筋を解説します。

第1局. フトコロを広げて治まる

第2局. 軽快に進出して荒らす

第3局. 押さえ込みからの狙い筋

第4局. 打ち込みからの連続技

第5局. モタレてサバく手段

第6局. 捨て石を活用して荒らす

第7局. 利きを活用する荒らし

第8局. 弱点をつきながら荒らす

利きとは打てば必ず受けてもらえる幻の石です。すぐ利かすと先手を取れますが同時に味消しとなります。利きを効果のある局面で最大限に活用するテクニックは教わらなければなかなか分からないもの。そこで、この巻では利きを上手に使って軽快にサバく手筋をお教えします。利きのある場所を、直接あるいは間接的に狙って危地を脱するテクニックをぜひ身につけてください。

第1局. 捨て石を最大限に生かす

第2局. 弱点を鋭くつく方法

第3局. サバキが楽になる急所

第4局. 様子見の好手から構えを破る

第5局. 利きを最大限に生かす方法

第6局. 調子よく整形する手段

第7局. 利きをにらむ鋭い着点

第8局. シチョウ狙いの必殺技