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囲碁用語
鎮神頭(ちんしんとう)
 中国の古棋書にある図で、一手で両シチョウを防ぐ手。



黒45が鎮神頭。
次の話が『玉海』にのっている。

唐の宣宗の大中七年(八五三年)四月、日本の王子が来朝した。
宣宗が顧師言に命じて王子と碁を打たせた。
顧師言が鎮神頭の手段を読んでいたが、
王子は知らず、ついに負けた。
王子は旅館に帰り接待役の鴻慮に
「師言は国中第何位の人か」と聞いた。
鴻慮は、師言が国中第一の名手なのをいつわって第三位だと答えた。
王子は「ああ小国の第一位は大国の第三位に及ばざるか」
とおおいに嘆息したという。

  
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