秒読み
時間制限のある碁で、秒読みは勝負によって異なる。
日本棋院では昭和38年11月までは、
最後の1分になって「58秒!」で打たない場合も記録係の「打ってください!」の声で打てばよかった。
しかし、それでは事実上時間切れになっているというので、同年12月から、記録係が「50秒!」と読んだのち、1、2、3……と秒を読み、
10の声が聞こえたら、ただちに時間切れ負けとすることに規定が改正された。
秒読み1分のほか、テレビ対局やその他の催し対局で、一手30秒の対局も多く、改正以来、時間切れの棋士が激増した。